セルフケアという言葉を聞くと、
休むことや、癒すこと、整えることを思い浮かべる人が多いかもしれない。
私はセルフケアがとても好き。
でも今の私にとってのセルフケアは、
少し違う場所にある。
それは、
世界へ表現するための「輪郭」を整えること。
自分という存在が、
にじみすぎず、ぼやけすぎず、
ちょうどよくこの世界に現れるための調律のようなもの。
それは決して、
「やろう」と思ってやっているものではない。
どちらかというと、
猫が静かに毛づくろいをするように。
自然と、
せずにはいられなくて、
ただ身体のぬくもりに触れている行為。
そんな感覚に近い。
──
もしかしたらこの感覚は、
最近始めた「おてつ旅」の影響もあるのかもしれない。
自分では選ばないような、
イレギュラーな身体の使い方。
普段とは違うリズム、
慣れない動き、
そして、思っていた以上に肉体労働。
正直に言えば、
少しだけ「荒行」にも似ている気がする(笑)
でも、ふと感じた。
ああ、これはどこかで見たことがある感覚だ、と。
修行僧が、あえて厳しい環境に身を置く理由。
身体を極限に近い状態に置くことで、
余計なものが削ぎ落ち、意識が澄んでいく。
その感覚に、どこか似ている。
──
だからこそ今、
私は「整えよう」と思う前に、
整えずにはいられなくなっている。
それは義務ではなく、
習慣でもなく、
ただ自然に起こってくる流れ。
削られたあとに残る、
ごくシンプルな自分。
その状態で、
もう一度この世界に触れていくために、
静かに輪郭を整える。
──
私にとってのセルフケアとは、
自分を守るためのものではなく、
自分を純度高く世界へ差し出すための行為。
今日もまた、
猫のように静かに、
自分という存在に、丁寧に触れていく。

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