観測

観測

草むらの百合

百合は、花屋さんに並ぶ花だと思っていた。大切に切り取られて、花瓶の中で咲く花。だから、朝、窓を開けて草むらの中に咲く白い花を見つけたとき、少し、驚いた。こんなところに咲くんだ。こんなふうに咲くんだ。ずっと蕾だったものが、何もなかったように朝...
観測

自由の置き場所

もし部屋に一億円が置いてあったとしたら‥最近、こんな遊びをしている私。その答えは、「今日もいつものように暮らしている」身体を動かし、誰かのために働き、夕暮れにはグラスにワインを注ぐ。かつての私は、お金を手にすればもっと自由になれると思ってい...
観測

暮らしは言葉

暮らしは言葉。特別な出来事があるから、詩になるのではない。珈琲の湯気も、朝の蜘蛛も、窓を抜ける風も。今日という一日は、はじめから一篇の詩としてそこにある。あとは、その気配に気づくだけ。
余白ログ

朝蜘蛛

朝、カーテンを開けると朝蜘蛛思わず息をのんだ。けれど次の瞬間、「朝蜘蛛は幸運の知らせ」そんな言葉が浮かんで、少しだけ胸が弾んだ。一晩で織られた小さな世界が窓いっぱいに広がっていた。光を受けた糸は見えないものをそっと映し出すように揺れている。...
余白ログ

織り目の中で

朝の湯気が窓辺の光にほどけていく。一杯の珈琲を包む時間も、風が葉を揺らす音も、遠くの海が今日を呼吸することも。どれひとつ、私と別々には生まれていない。いつからか好きになった「アースウィービング」という言葉。世界は、無数の命と景色と気配を静か...
観測

年齢を重ねて増えた「身体の違和感」は、実は贈りものだった

今日は朝、いつものように身体を整える時間を過ごしていた。肩をゆるめ、足の指を動かし、呼吸を感じる。ほんの少し身体に意識を向けるだけで、昨日とは違う感覚があることに気づく。「あれ、今日は少し腰が重たいな。」「昨夜はよく眠れたから、身体が軽い。...
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生命エネルギーとは何だろう──おてつ旅で見えたひとつの仮説

私は最近、おてつ旅の仕事中に、ある不思議なことに気づいた。身体はまだ動く。なのにエネルギーが減っている。そして、その時の自分を観測してみると、ある共通点があった。それは、思考が忙しく動いていることだった。おてつ旅では、一日に一万歩以上歩くこ...
観測

私たちは役に立つために生まれてきたのではない

最近、ふと思った。私たちは、いつからこんなにも「役に立つこと」を大切にするようになったのだろう。誰かの役に立つ。社会の役に立つ。必要とされる。もちろん、それは素敵なことだと思う。けれど、ある日ふと、「役に立たなかったら、生きていてはいけない...
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不安がなくなったら、人は動かなくなるのだろうか──不安エンジンを降りたら、好奇心が走り出した

最近、ふと浮かんだ問いがある。私たちは、何を燃料に生きているのだろう。不安だろうか。怖れだろうか。承認だろうか。それとも、ただ見てみたいという好奇心だろうか。そんなことを考えたのは、目の前の景色を眺めていた時だった。海でもいい。空でもいい。...
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始まらなかった日に、すべてが始まっていた──自由・本質・美。そして、本当の意味での「魂の遊び時間」

始まらなかった日に、すべてが始まっていた