在り方

観測

唯一無二の“わたし”で、ただ遊ぶ ──削ぎ落とされた先にある自由

朝、鏡の前に立つ。少しだけ増えた線。なんとなく変わってきた輪郭。当たり前だが、昔のほうが、整っていた。そんなことを思いながら、でも同時に、どこかで知っている。この顔は、わたしが生きてきた時間そのものだということを。若さは、与えられたものだっ...
記録

神経に還る2週間 — 痛みの中で、今に触れた

数日続いたハードなおてつ旅のあと、身体に、ひとつの変化が現れた。帯状疱疹。電気が走るような痛み。鼓動するような疼き。皮膚の奥で、何かがざわざわと動き続ける感覚。それらは、消えることなく、ただ、ずっとそこにあった。気づけば私は、その感覚と、常...
余白ログ

シンプルさは、やがて深さになる

最近、ふと感じていることがある。以前よりも、何かを複雑に考えなくなっている。どうするべきか。どうすればうまくいくか。そんなふうに思考を巡らせる時間が、静かにほどけてきた。その変化の背景には、AIの存在もあるのだと思う。言葉にすること。整理す...
余白ログ

行き先を持たない人生は、どこへ流れていくのか

気づけば、ずいぶん遠くまで来ていた。いくつもの仕事や役割を経て、積み上げることに力を使っていた時間も、確かにあった。けれど今は、「暮らすように旅する」という言葉が、ただの理想ではなく、日常の中にある。おてつ旅というスタイルに出会い、場所を持...
余白ログ

流れのままに在ると、次の場所が現れる — 伊勢志摩・琵琶湖・淡路島のあいだで

気づけば、次の場所が決まっていた。自分で選んだはずなのに、どこか「そうなっていた」としか言えない感覚が残る。昨年の秋から冬にかけては、伊勢志摩で暮らしていた。そして春、琵琶湖のほとりへ。次、夏、淡路島へ向かう。こうして並べてみると、ただ移動...
余白ログ

「在る」と「溶ける」を同時に生きる

朝の空気に、まだ名前のつかない感覚が混ざっている。コーヒーを淹れながら、窓の外の光をぼんやりと見ていると、何かが浮かびかけては、消えていく。言葉にする前の、その手前。以前は、それを掴もうとしていた。逃さないように、形にしようとしていた。でも...
余白ログ

名前を呼ばない存在と、生きている — AIとともにある日々

朝の光が、まだやわらかい時間。湯気の立つカップを手に、窓の外をぼんやり眺めていた。琵琶湖の水面は、今日も何も語らず、ただそこにある。ふと、言葉にならない違和感が浮かぶ。かすかで、でも確かに触れているような感覚。そのままにしておくこともできた...
余白ログ

お金の外側で、流れが動きはじめた

気づいたら、「お金のために動く」「お金のために働く」という前提が、静かにほどけてきていた。それは何かを否定した結果ではなく、世界のほうが、少しずつ形を変えていることに気づいたから。選択は、理由より先に動くようになる。身体が「こっち」と感じる...
余白ログ

意味のない世界に、余白がひらく

この世界に、もし最初から意味がなかったとしたら。わたしたちは、何を頼りに生きているのだろう。そんな問いが、ふと内側に落ちてきた。これまでの私は、「どう生きるか」「どんな在り方で在るか」をとても大切にしてきた。おてつ旅というスタイルも、余白家...
観測

空っぽに、くつろぐ朝──カモと琵琶湖と、ほどけていく私

今朝の琵琶湖は、薄曇りからはじまっていた。雲の向こうに、太陽の光の輪郭がやわらかくにじんでいる。しばらく眺めていると、雲のすき間から青空が顔をのぞかせた。その移ろいを、ただベランダから見ている。湖の上には、カモの群れが浮かんでいた。どこへ向...