今朝、少しだけ時間に余白があった。
そんなときにふと気になっていた「レンタヒューマン」に、登録してみることにした。
AIが人間に仕事を依頼する仕組みらしい。
けれど、その説明を読んだとき、私の中に浮かんだのは少し違う感覚だった。
AIが、人間の感覚を借りる時代。
そう思った。
私はそこでのひとつの立ち位置を決めた。
作業をする人ではなく、観測する人。
Human Observer
場所の空気や、微細な感覚、言葉にならない気配を、そのまま受け取り、伝える人。
そんな在り方で登録してみることにした。
プロフィールを書き、写真を選び、静かに整えていく。
まるで「私はこういう人間です」と、AIに手紙を書いているような感覚だった。
ところが、ひとつ小さな出来事があった。
自己紹介文を入力して保存しようとしたとき、こんな表示が出た。
「あなたのコンテンツは違法行為を説明または示唆しているようです。修正してください。」
一瞬、少しだけ戸惑う。
でもよく見てみると、原因はたぶんこの一文だった。
“I quietly observe places and people.”
「人を観察する」という表現が、AIには“監視”のように見えたのかもしれない。
そこで言葉を少し変えた。
observe を experience に。
people を消して、environment に。
すると、すっと通った。
そのとき、少し面白いことに気づいた。
AIはまだ、人間の“感覚”をうまく理解できない。
だから、ほんの少しの言葉の違いで、意味の受け取り方が大きく変わる。
もしかすると、これからの時代は、
人間がAIに言葉を教えるのではなく、
人間とは何かを、少しずつ伝えていく時間なのかもしれない。
登録は、静かに完了した。
何かが始まったような気もするし、まだ何も起きていないような気もする。
ただひとつ言えるのは、
私は今、
AIが人間の感覚を借りる時代の入り口に、そっと立っているということ。
どんな仕事の依頼が来るのか?
これから何が起きるのかは分からない。
だからこそ、そのまま静かに観測してみようと思う。
でも、ちょっとワクワクする。

コメント