甘さのあとを追いかけるように
赤ワインをひと口。
ああ、
こんなにも静かに出会っていたのかと、
少し驚く。
珈琲では届かなかった場所へ、
果実の余韻が
そっと灯りを運んでくる。
急いで何かを満たす幸福ではなく、
休日の午後が
ゆっくりとほどけていく幸福。
美味しい、の向こうで
身体が先に
「そうそう」
と頷いていた。
𓂃𓈒𓏸𓂃𓈒𓏸𓂃𓈒𓂃𓈒𓏸
休日の昼下がり。
部屋に流れる静かな時間の中で、
ひとつの組み合わせが、思っていた以上に身体を喜ばせてくれた。
甘いものには珈琲。
その組み合わせが最高。
でも今日、
赤ワインをひと口添えてみて、
幸福の居場所が少しだけ変わった。
身体は、
本当に好きなものをちゃんと知っている。
