今朝、部屋のベランダから琵琶湖を眺めていた。
水面が、きらきらと光っている。
祝日の朝だからか、小さな釣り舟がいくつも浮かんでいた。
静かで、ただ穏やかな景色。
それを眺めているうちに、
ふと、自分の輪郭がゆるんでいく感覚があった。
見ているはずなのに、
どこかで、溶けていくような感覚。
そして、気づく。
「ああ、今ここにしか存在していないんだな」と。
過去でもなく、未来でもなく、
ただこの瞬間の中に、静かに在る。
琵琶湖に来てから、
自分の内側でいくつかの変化が起きている。
身体と意識が、少しずつ同期してきたこと。
「余白家」という在り方が、自然と腑に落ちてきたこと。
そして、おてつ旅という選択も、
単なる仕事ではなく、
新しい体験を通して、“気づき“を受け取る時間へと変わっていっている。
何かを得るために動くのではなく、
ただ流れの中で、感じ、受け取り、変わっていく。
そんな在り方が、少しずつ自分の中に根づいてきている。
今朝のあの心地よさは、
きっと、そうした小さな変化の積み重ねの先にあったもの。
琵琶湖は、何かを教えてくるわけではない。
古代湖として、ただ、そこに在り続けている。
その在り方が、
こちらの余分な力をほどいて、
本来の静けさへと戻してくれる。
これから、この場所でどんな感覚に出会うのか。
どんなふうに、自分がほどけていくのか。
それが、楽しみでしかない。

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