宮沢賢治の
あの有名なフレーズが
ふと心に浮かんだ
私だったら──
雨の日も
風の日も
心揺れる日も
老いにも
移ろう時にも負けぬ
しなやかな心を持ち
欲しいものを欲しいと言い
好きなものを好きと言い
美しいものを美しいと感じ
いつも自分の声を聴いている
一日に好きなものを味わい
心と身体を慈しみ
あらゆるものをよく見て
よく聴き
そして味わう
野原の小さな花に足を止め
空の広さに心をほどき
人と出逢い
土地と出逢い
まだ知らない自分と出逢う
働くことも
創ることも
旅することも
遊ぶことも
すべてを生きることの中に置き
自分を大切にし
誰かを大切にし
自分の自由を生き
誰かの自由を照らす
何者かになろうとせず
何かを証明しようとせず
何かを手に入れるために
今を置き去りにせず
ただ、ここに在り
今を味わい
命のままに
美しく遊ぶ
何者にもならず
私として生きる
そういう私を
私は生きる

