昨日、琵琶湖に到着した。
車を降りて、はじめて湖を見た瞬間、
心の中でふっと言葉が浮かんだ。
「ここだ」
理屈ではなく、
身体が先に知っていたような感覚だった。
今回の滞在の部屋は、
遮るものが何もなく、
窓の向こうに琵琶湖がそのまま広がっている。
まるで湖を見下ろすような場所。
昨夜は、その真正面に月が浮かんでいた。
月の光が湖の水面に映り、
長く細い光の道をつくっている。
しばらく言葉を失って、
ただ眺めていた。
そして今朝。
今度は西の空から朝日が昇り、
湖の水面をやわらかく照らしていた。
同じ場所なのに、
夜と朝でまったく違う表情になる。
湖という場所は、
海のような広がりというより、
どこか内側に静けさをもたらすような感じがある。
外へ向かうというより、
内側を澄ませていく感覚。
ちょうど今の私が
求めているものかもしれない。
今回の滞在は2ヶ月。
観光ではなく、
暮らすようにここで過ごす時間。
明日からは仕事も始まるけれど、
今日はその前の一日。
オーガニックのお店や
テイクアウトのお店を見つけてそこでお買い物。
夜は、ひとりでワインを開けて
小さな門出の乾杯をしようと思う。
期待もあるし、
少しだけ未知の気配もある。
でもきっと、
楽しい滞在になる。
そんな気がしている。
琵琶湖と一緒に過ごす
これからの時間が、少し楽しみでしかない。

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