暮らすように旅する

観測

空っぽに、空っぽでくつろぐ — 琵琶湖で始まった次の段階

琵琶湖に来て、ひとつ気づいたことがあります。思っていたより、仕事の時間がとても短い。伊勢志摩に滞在していたときは、かなり忙しかった。ある意味、強制的に「今ここ」に集中せざるを得ない時間。だからこそ、思考は静かになり、身体と意識がひとつに整っ...
観測

琵琶湖を見た瞬間、「ここだ」と思った

昨日、琵琶湖に到着した。車を降りて、はじめて湖を見た瞬間、心の中でふっと言葉が浮かんだ。「ここだ」理屈ではなく、身体が先に知っていたような感覚だった。今回の滞在の部屋は、遮るものが何もなく、窓の向こうに琵琶湖がそのまま広がっている。まるで湖...
観測

琵琶湖という“水平の場所”

日本には、場所ごとにまるで違う呼吸があります。山の呼吸。海の呼吸。そして、湖の呼吸。その中でも琵琶湖は、少し特別な場所だと感じています。日本最大の淡水湖。その水の下には、何百万年という地質の記憶が静かに眠っています。この場所に立つと、エネル...
観測

豊かさは、枝に残っていた

ふと、福山の自分の部屋から窓の外を見た。そこに柿の木がある。誰にも取られずに残った実が、干し柿のように甘く縮み、鈴なりになっている。その実をめがけて、鳥たちがふわりとやってくる。食べて、また飛んでいく。しばらくすると、また別の鳥たちがやって...
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見慣れた場所が、旅に変わる朝

出会い直す風景福山に戻って4日目。伊勢志摩の透明な空気から、住み慣れた部屋、家族、地元の景色へ。場所は変わったのに、変わったのはむしろ、この身体の受け取り方の方だった。同じ道、同じ光、同じ音。でもどこか、まだ名前のついていない感触が混ざる。...